POSTED on 2020.05.24
UPDATED on 2020.05.27
台湾土産の定番といえば「台湾茶」。でも、数多くあるブランド茶葉の中からどれを選べばいいのか分からない、そんな方にオススメなのが『琅茶 Wolf Tea』。
今、台湾国内でも若い世代の「茶離れ」が問題となっています。そこで店主の2人は、若い人にも仲間で集い一緒に茶を飲むという、台湾の美しい文化を体験して欲しいと茶の販売を始めました。
一般的にお土産屋で売られている台湾茶は、違う時期・茶園から収穫された茶葉がブレンドされています。しかし、『琅茶 Wolf Tea』は同じ茶畑で同じ日に収穫した茶葉のみを販売。これは、若い人に「茶を楽しむ」習慣を持ってもらうには、感動的なおいしさが必要という店主のこだわりから生まれた収穫方法だそう。
そんな『琅茶 Wolf Tea』は、近年若者に人気の民生社区エリアにあるので、街並みを散歩がてら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
pinkoi編集部からのレコメンド
男女年齢問わず、どんな人にも自信を持っておすすめできるのが『琅茶 Wolf Tea』。お店では日本語の説明文も用意されているので、中国語が分からなくても自分好みのフレーバーを探せますよ。
琅茶 Wolf Tea
住所: 台北市松山區民生東路5段36巷8弄23號
営業時間: 13:00~19:00
定休日: 不定
最寄り駅: MRT南京三民駅
URL: https://jp.pinkoi.com/store/wolftea
Facebook: https://www.facebook.com/wolftea/
台湾産と安全な食材にとことんこだわる『土生土長 On the Ground』
これまで台湾は夜市の屋台などで、手軽に食事を済ますファストフード文化が主流でしたが、近年、食の安全に対する関心が急激に高まっています。
そんな中、「食」にこだわりを持つ新しいムーブメントの中心にあるお店が『土生土長 On the Ground』と言えるでしょう。彼らは毎日、口に入れるものがどのような土地でどのように育てられているのかにとことんこだわった食材選びをしています。
中でもPinkoi編集部のイチオシは、台湾の無農薬雑穀から作られたグラノーラ。9種類の雑穀を毎朝手軽に摂ることができます。台湾風に食べるなら、暖かい豆乳をかけるのがオススメ。また店内では台湾産の食材からできた様々な食品を見ることができるので、友人へのお土産としても最適です。
pinkoi編集部からのレコメンド
台湾現地で屋台ご飯などのファストフードを楽しみつつ、自分の暮らす国に帰った後に、ゆっくりと台湾の風味を味わえるお土産はいかがでしょう? こちらのお土産を通して、台湾の食文化に少しでも興味を持ってもらえれば嬉しいです。
土生土長 On the Ground
住所: 台北市中正區金山南路一段81-4號
営業時間: 11:00~20:00
定休日: なし
最寄り駅: MRT東門駅
URL: https://jp.pinkoi.com/store/ontheground
Facebook: https://www.facebook.com/ontheground.taiwan/
『大春煉皂 DACHUN SOAP』
台湾女性は日本女性とは違い、普段あまり化粧をしません。いつもすっぴん姿で過ごすことが多い台湾女性がこだわるのが「肌の本来の美しさ」。そんなありのままの飾らない美を求める台湾の女性に今人気なのが、昔ながらの製法で作られた無添加石けんです。
台湾のおばあちゃんの時代によく手作りされていた『瓜顏悅色潔顏皂(キュウリ石けん)』は、紫外線が強い台湾の地で暮らす女性の肌を守り、潤いとハリを与えてくれる効果があるそう。また、店頭で販売されている全ての石けんが植物性由来の成分で製造され、有害な成分を一切含んでいません。
1950年から続くこのブランドは、昔から家族三代で愛用している家庭も多いとのこと。このなんとも言えないおじさんの顔のデザインは創業当時からのブランドロゴで、現在は創業者のお孫さんがプロデュースしたお店が迪化街にあります。次回の台湾旅行で、迪化街を立ち寄った際には、ぜひ日本に持ち帰って欲しいお土産の1つです。
pinkoi編集部からのレコメンド
肌がいつもキレイな友達(台湾人)に何を使っているのか尋ねたところ、この『大春煉皂 DACHUN SOAP』を教えてもらいました。湿度が高い台湾では、顔が汗でベタベタになりがちですが、キュウリ石けんを使うとサラサラの状態が長続きするんですよ。
大春煉皂 DACHUN SOAP
住所: 台北市大同區迪化街一段193號
営業時間: 10:00~18:00
定休日: なし
最寄り駅: MRT大橋頭駅
URL: https://jp.pinkoi.com/store/dachun-soap
Facebook: https://www.facebook.com/dachuns2017/
やさしい風合いがする、台湾生まれの帆布(ハンプ)アイテムブランド『蘑菇 MOGU』
2003年夏、台湾のデザイナーたちが、自分たちが作っていて、楽しいものを作ろうと立ち上げたブランドが『蘑菇 MOGU』。
創設当初から、自然環境にできるだけ配慮した製品づくりをしたいと、デザイナーたちが選んだのが、台湾の草木で染めされた平織りで織られた厚手の布・帆布(ハンプ)でした。15年以上前からMITシーン(MADE IN TAIWAN)を牽引してきた彼らは、国内外に根強いファンを持っています。
定番の豚の鼻のロゴが着いた帆布バックはもちろんのこと、台湾の風景をおさめたポストカードも大人気だそう。日本にも帆布アイテムのブランドは多くありますが、どこか気の抜けたような優しい風合いがする『蘑菇 MOGU』でぜひ一度あなたのとっておきを探してみては。
ちなみに、上記の『大春煉皂 DACHUN SOAP』と同じくこちらの店舗も迪化街にあるので、合わせて一緒にお立ち寄りを。
pinkoi編集部からのレコメンド
『蘑菇 MOGU』は男女問わず、周りで愛用者が多い台湾ブランドの1つ。シンプルで質の高い帆布バッグですが、色味やかたちに台湾独特のゆるさがあるところがオススメです。
蘑菇 MOGU
住所: 台北市迪化街一段187号
営業時間: 月から金 10:30~19:00、土日祝日 9:00~19:00
定休日: なし
最寄り駅: MRT大橋頭駅
URL: https://jp.pinkoi.com/store/mogu
Facebook: https://www.facebook.com/mogutw/
最後に、Pinkoi編集部がオススメしてくれたのが『日星鑄字行』という活字屋。昔ながらの活版印刷の技術や活字鋳造を伝える、台湾でも唯一のお店です。
ここでは楷書、宋体、ゴシック体の繁体字が揃い、これだけの書体や漢字の種類を見られるのは世界中でも珍しいと言われています。オーナーは毎日失われつつある活字鋳造に取り組み、今では自国の伝統を残そうと台湾全土から若者が支援を続けているとのこと。
お店に立ち寄った際には、数ある鋳造活字の中からぜひ自分の名前を探してみましょう。どこにもない美しい繁体字の鋳造活字は、きっとスペシャルなお土産になるはず。
pinkoi編集部からのレコメンド
壁一面に並んだ漢字を見ているだけで、漢字の歴史や文化の迫力を感じることができます。パソコンでのタイピングが一般的な今だからこそ、実際に昔使用されていた繁体字の活字たちを見てみませんか? ここに来たら、新しい発見がきっとあるはず。
日星鑄字行
住所: 台北市大同區太原路97巷13號
営業時間: 平日 9:00~12:00、13:30~18:00
土曜日 9:30~12:00、13:30~17:00
定休日: 日曜日
電話番号: MRT中山駅
URL: https://www.pinkoi.com/store/rixing
Facebook: https://www.facebook.com/rixingtypefoundry/
Pinkoi
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陽気でリラックスした雰囲気が特徴的な台湾の社会。しかし今回Pinkoiの編集部の方々から台湾の「今」を表すアイテムの話を聞いた時に、彼らの目線も「環境」「伝統再興」「生活の質の向上」という点に向かっていると感じました。そんな彼らの志向を表すアイテムを手にすることで、台湾の社会やカルチャーをより深く知ることができるかもしれません。