台北ってどんなところ?
日本、中国から欧米、世界中とつながる都市・台北。
中国と日本の間にある島国台湾は、多様な歴史背景が物語る通り、言語、食などは中華伝来の文化が色濃いが、親日家が非常に多く、日本文化も親しまれている。
また台湾は、「食在台湾(食は台湾にあり)」といわれるほど、食文化が豊かなことで知られている。
高級なレストランから、食べ歩きを楽しめる夜市の屋台、温暖な気候から生まれるスイーツなど、外食の選択肢は、まず事欠かない。
近年は、台湾映画をはじめ、音楽やアート、カフェなど、多様な文化が生まれ、盛り上がりを見せている。
デザインの分野も活発で、2016年には、ソウル、ヘルシンキ、ケープタウンに次ぎ、台北が「World Design Capital」に選ばれた。
世界中の文化を飲み込み、自らのアイデンティティを構築した「オープンさ」は、台湾最大の都市・台北の最大の魅力だ。
データで見る台北
人口 | 約2,464,452人(2022年7月調べ) |
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面積 | 約271.7 km² |
每年平均觀光人數 | 約22,873,159人 ※2021年交通部觀光局觀光統計資料庫 |
年間平均所得 | 約874,274ニュー台湾ドル |
大学の数 | 26 |
65歳以上の割合 | 20.4%(2022年7月調べ) |
国際都市としてインフラは完備しており、地下鉄・MRTやバスを使えば、市内の主要エリアはほぼ網羅できる。 また、タクシーも比較的安価で乗れるので、市内における移動に困ることはないだろう。その他、市内には多くのWifiゾーンもあり、観光客には嬉しい。
台北の天気
一年を通じて南国らしい穏やかな気候が特徴の台北は、はっきりとした季節の変わり目はなく、長い夏と短い冬があるのが特徴だ。
台湾への旅行のベストシーズンは、10月〜12月と言われるが、年中温暖ということもあり、そこまで時期を選ばないのも台湾の魅力ともいえる。
5月〜10月は特に湿気も高く、毎日かなり暑いが、場所によっては冷房が効きすぎているので、なにか簡単に羽織るものも持参していこう。7、8、9月は、台風が頻繁に来る時期なので、旅行のタイミングには気をつけよう。
12月〜2月は、気温が下がり、肌寒くなる。台湾には、暖房を使うという文化がないので、寒さの対策をしておいた方がよい。雨もよく降るので、雨具も持っておいた方がよいだろう。
台北の空港
2つの国際空港からなる、台北の航空事情
台北には、台湾桃園国際空港と台北松山空港の2つの国際空港が存在する。台湾桃園国際空港は、台湾最大の国際空港で、2つのターミナルから成り立っており、アジア全域をはじめ、ヨーロッパや北アメリカをつなぐ、台湾の玄関口だ。市内までもバスやタクシーで、1時間の場所にある。
もう一方の台北松山空港は、元々は国内専用の空港だったが、2010年に東京・羽田便、そして2012年には韓国・ソウル便が就航し、国際空港となった。空港の規模は大きくないが、台北市内へ10分前後で行けることもあり、非常にアクセスが便利となっている。
通貨
通貨 元 / ニュー台湾ドル(TWD)
TWD=ニュー台湾ドル。通貨としては元と呼ばれるが、紙幣には「円」の旧字体である「圓」と書かれている。
紙幣は、2,000圓(TWD)、1,000圓(TWD)、500圓(TWD)、200圓(TWD)、100圓(TWD)が出回っていて、硬貨は、50圓(TWD)、20圓(TWD)、10圓(TWD)、5圓(TWD)、1圓(TWD)の5種類がある。
キャッシュレスとクレジットカードは普及しているが、使用できるのがレストランやデパートが中心となることと、2〜5%程度の手数料を請求される場合もある。個人ショップや屋台などでは、クレジットカードを取り扱いない場合があるため、現金を用意したほうが安心。ATMは、街中の駅やデパート、コンビニ、マクドナルドなど多くの場所にあるため、海外でも利用できるタイプのカードであれば、24時間現金をおろすことができて便利。なおチップ文化はない。
電源プラグと電圧
電源タイプ A型(まれにC型、O型)
電圧 110V
電圧が110Vに適用していない場合、変圧器を使わないと、電化製品破損の恐れがあるので、注意が必要。