ページをめくる、日常を愛でる:韓国のインディペンデント誌が描く5つの風景

「読書」という体験は、単なる情報のインプットだけではありません。指先に触れる紙の質感、ページをめくるリズム、そしてそこに流れる静かな時間。SNSに流れてくる美しい写真は、ほんの数秒でスクロールされて消えてしまいます。けれど、紙に印刷されたイメージは、言葉とともに心に留まり、じっくりと味わうことができて、不思議と心を穏やかにしてくれます。同じページを何度読み返しても、決して飽きることがないのです。
今回は、デジタル全盛の時代にあえて「紙」という形にこだわり続ける、韓国のインディペンデント誌5冊をセレクトしました。これらの雑誌が提案する視点は、自分のライフスタイルを再発見し、世界の見方を変えるきっかけをくれるかもしれないです。

韓国独立出版の処方箋 —— 5つの紙雑誌:建材から映画、日常からアートまで

韓国の大型書店に並ぶ雑誌といえば、スターが表紙を飾るファッション誌が主流です。しかし、小さな独立書店に一歩足を踏み入れれば、想像を超えるほど多様な韓国雑誌の世界が広がっています。文化、ライフスタイル、映画、写真、ローカル誌から建築技術まで、そのテーマは驚くほど細やか。以前ご紹介した「日常をめくる:5冊の韓国雑誌」に続き、今回はさらに異なる分野の5冊をピックアップしました。韓国の奥深い独立出版の世界を、一緒に覗いてみましょう。

韓国のインディー音楽シーンを堪能。都市型フェス『Seoul Soldout(서울인기)』

「韓国の音楽」と聞けば、K-POPを思い浮かべる人がほとんどでしょう。しかしK-POPが世界のトップチャートを賑わすいっぽう、メインストリームからは少し離れた地点でも韓国の音楽シーンが着実に成長しています。今回紹介する『Seoul Soldout(서울인기)』は、韓国インディーシーンを代表するアーティストたちが一同に介する都市型フェス。音楽フェスとしては決して大規模ではないにも関わらず、訪れる人々の心を掴んで離さないこのフェスの魅力と一体なんなのでしょうか? 2019年8月10日に行われた第3回『Seoul Soldout(서울인기)』の様子をレポートします。

2019年も刺激的だったソウルカルチャー。HereNowキュレーター座談会

K-POPのみならず、フューチャーファンクやイラストレーション、ヒップホップなど、2019年もアジアや世界各国に新しい刺激を与え続けてくれた韓国・ソウルのカルチャーシーン。そんなシーンの現場で日々活動するHereNow Seoulのキュレーターたちは、2019年をどのように感じていたのでしょうか。アートディレクターのLee SoSoさん、編集者のJeon Woochiさん、シンガーソングライターのJINBO the SuperFreakさんの3人に集まっていただき、梨泰院(イテウォン)の『Mmm Records』にて、2019年のソウルカルチャーシーンを振り返る座談会を実施しました。

アナログ盤から見る韓国音楽シーン。『ソウルレコードフェア』レポート

20,000人以上が来場する、韓国最大のアナログレコード関連イベント『ソウルレコードフェア』。9回目を迎えた2019年は11月9日、10日に開催され、国内外から80以上のレコードショップや関連業者、コレクターが出店しました。会場限定盤や特別ライブ、サイン会などを目当てに、毎年多くの音楽ファンが足を運び盛り上がる同イベント。今年のレポートをお届けしつつ、コアなコレクターからライトな音楽好きまで、さまざまな人が楽しめるフェアの魅力を教えます!

韓国の「今」を体現する新世代イラストレーター5人

第3次韓流ブームともいわれている昨今。10〜20代を中心に防弾少年団やTWICEといったK-POPスターはもちろん、コスメやファッションにもふたたびアツい視線が注がれています。そしてその勢いはイラストレーションにも。 モダンだけど懐かしい、リアルなのにファンタジー。こうした独特な掛け算を得意とする韓国発のイラストにハマる人がいま続出しています。 今回紹介するのは、韓国出身の女性DJ・Peggy Gouのレコードジャケットのイラストで一躍有名になったChoi Jee ook(チェ・ジェウク)、Instagramフォロワー12万超えの人気イラストレーターKIM JUNGYOUN(キム・ジョンユン)など新進気鋭のイラストレーターたち5名。勢いを増す韓国カルチャーの一片を担う彼らのアートにぜひ注目してみて。

進化を続けるK-POPの最新事情。5人の女性シンガーソングライターに注目

世界的に認められるほど成熟したK-POPがふたたび熱い盛り上がりを見せています。最近の人気アーティストの特徴は、歌唱力は大前提。そこにプラスして、社会と呼応したメッセージ性や独自の世界観など「表現者」としての魅力を持つアーティストが増えています。今回は、次世代K-POPを牽引する韓国の女性シンガーソングライター、ソヌ・ジョンア、SUMIN(スミン)、So!YoON!(ファン・ソユン)、CIFIKA(シフィカ)、Stella Jang(ステラ・チャン)の5人に注目。華やかなパフォーマンスを武器とするアイドルとはひと味違う、オリジナリティーと高い音楽性で異彩を放つ彼女たちは、一体どんなK-POPの未来を見せてくれるのでしょうか。

韓国インディーズバンドの聖地・弘大(ホンデ)のおすすめライブハウス

韓国インディーズバンドの聖地として知られるのが、ソウル市内の弘益(ホンイク)大学を中心とする「弘大(ホンデ)」エリア。1990年代以降、この街を目指して全国からバンドマンが集い、夜な夜な熱いライブを繰り広げてきました。才能あふれる新しいバンドに出会いたい、アンダーグラウンドなライブハウスの雰囲気を体験したい。そんな人にまず訪れてほしい弘大エリア。有名アーティストが出演する大きなホールはもちろん、面白いインディーズバンドのライブを企画する、個性的で小規模なライブハウスもいくつもあります。お店の移り変わりが激しい弘大で、いま注目したいライブハウスを現地ライターがピックアップしました。

Future Funkでソウルから世界へ。Night Tempoインタビュー

ソウルから世界に向けて、Future Funkを発信しているアーティスト、Night Tempo(ナイトテンポ)。現在Night Tempoは、「Sailor Team(セイラーチーム)」という、インターネット上で出会ったクルーと世界各地で音楽イベントを開催。『FUJI ROCK FESTIVAL ’19』への出演も決定したNight Tempoに独占インタビューを行った。

韓国人ラッパーJa Mezzと巡る、ディープなソウル回基洞〜清涼里エリア

韓国で人気のラップバトルテレビ番組『SHOW ME THE MONEY』に出演し、スキルフルなラップで鮮烈なデビュー、その名を知らしめたJa Mezz(ジャ・メズ)。
そんな彼に、今回は自身のルーツともいえるソウルの旧市街・回基洞(フェギドン)〜清涼里(チョンニャンニ)を案内してもらった。レトロな韓国料理屋、居酒屋、カフェ・バーの宝庫だというこのエリアの魅力をのぞいてみよう。

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