高雄ってどんなところ?

台湾随一の工業都市から観光都市に進化する、台湾第二の都市・高雄。台湾で最大、アジアでも有数といわれる港を擁する高雄。

2017年には、『ロンリープラネット』の「2018年、世界の旅行すべき都市」で第5位に選ばれるなど、世界のトラベラーたちからも熱い視線を浴びている。近年、芸術文化、デザイン関連の展示やイベントも増え、ますます盛んである。

古き良き港町のライフスタイルや、バナナやライチなど南国の果物や、港町ならではの海鮮料理を求め、台湾中から人が集まる高雄。最近では都市化が進む台北から移り住む若者も増えているという。

さらに、『PIER-2 Art Center』をはじめとした行政と現地の若者たちとが作り上げているクリエイティブコミュニティやアートスポットも人気を集め、台湾では初の導入となる次世代型路面電車・ライトレール(LRT)も開通している。コンサートホール「衛武営国家芸術文化センター」と流行音楽を軸とした複合型文化施設「高雄流行音楽センター」が開館したことで、高雄に新たなクリエイティブの息吹きを注いだ。

港町の活気と南国ムードとクリエイティブな動きが混在する高雄。旅人の心を打つこの都市からますます目が離せない。

データで見る高雄

人口 約2,722,904人(2022年7月調べ)
面積 2951.8524 km² ※2
年間旅行者数 約14,500,136人 ※2021年台湾交通部観光局観光統計資料庫発表
大学の数 18
65歳以上の割合  29% (2022年7月調べ)

高雄市内はインフラが充実していて 、地下鉄(MRT)をはじめタクシーやバスを使えば、移動の足に困ることはない。また路面電車・ライトレール(LRT)も2019年末に全区間開業した。そのほかにも、高雄市が運営するレンタサイクルサービスは、MRT駅や主要な観光スポットに設置されている。

高雄の天気

北回帰線の南に位置する高雄は、季節の変わり目が曖昧で、長い夏と短い冬の亜熱帯気候である。6月から8月は台風シーズンで、傘やレインコートなどの雨具が必需品。台湾の南部にあるため、年間温度差が比較的に小さく、年中暖かいのが特徴。12月から2月までの冬季でも、コートいらないほどで過ごせる。

高雄の空港

台湾桃園国際空港に次ぐ、台湾で2番目の規模を誇る・高雄国際空港

国際線と国内線の発着がある高雄唯一の空港・高雄国際空港。就航はフラッグ・キャリアをはじめ、LCCも豊富にあり、地理的条件から東南アジア方面への国際便が多い。渋滞がなければ、高雄の市内へもタクシーで約15分、バスで約30分と空港の立地もいい。なお台北への国内線は就航していなく、高速鉄道で移動(約1時間30分)するのが一般的。

通貨

通貨 元 / ニュー台湾ドル(TWD)

TWD=ニュー台湾ドル。通貨としては元と呼ばれるが、紙幣には「円」の旧字体である「圓」と書かれている。
紙幣は、2,000圓(TWD)、1,000圓(TWD)、500圓(TWD)、200圓(TWD)、100圓(TWD)が出回っていて、硬貨は、50圓(TWD)、20圓(TWD)、10圓(TWD)、5圓(TWD)、1圓(TWD)の5種類がある。

キャッシュレスとクレジットカードは普及しているが、使用できるのがレストランやデパートが中心となることと、2〜5%程度の手数料を請求される場合もある。個人ショップや屋台などでは、クレジットカードを取り扱いない場合があるため、現金を用意したほうが安心。ATMは、街中の駅やデパート、コンビニ、マクドナルドなど多くの場所にあるため、海外でも利用できるタイプのカードであれば、24時間現金をおろすことができて便利。なおチップ文化はない。

電源プラグと電圧

電源タイプ A型(まれにC型、O型)
電圧 110V

電圧が110Vに適用していない場合、変圧器を使わないと、電化製品破損の恐れがあるので、注意が必要。

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