なぜいま、台湾キャラクターなのか?
台湾の街を歩くと、コンビニやスーパー、百貨店や銀行などあらゆる場所で様々なキャラクターを目にします。「日本キャラクター大賞」「ゆるキャラグランプリ」などさまざまな賞も存在し、キャラクターとのコラボ商品が完売する日本と同様に、台湾でもキャラクターは人々の生活に欠かせないものとなっています。また近年では企業等が起用する際のリスクも少ないことから、キャラクターIPの活用の意欲も高まっているよう。文化的にも日本に近く、日本企業も多数進出する台湾。その台湾発のキャラクターとの日系企業コラボがじわじわと広まるなど、注目が高まってきています。

今年で17回目を迎える展示会「コンテンツ東京2025」内に、台湾パビリオンが出展
7月2日から4日まで、東京ビッグサイトにて開催されている「コンテンツ東京2025」。キャラクターやコンテンツ制作、ブランディング戦略など幅広く6つの展示会と1つのエリアを展開している、年に一度の日本最大級のコンテンツビジネス総合展です。

その中のひとつ、「ライセンシングジャパン(今回で17回目)」では、世界中から800を超えるキャラクターやブランドが集結。その一角の「台湾パビリオン」では、10のキャラクターIPを紹介するブースが設置されています。7月2日にはオープニングイベントが開催され、台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(TAICCA)の蔡惠茹マネージャーが「台湾のキャラクターをぜひ見ていってください」と来場者に呼びかけます。台湾キャラクターブランドライセンシング協会の鄭文福理事長は出展の狙いについて「台湾のIPが日本でも国際的にも大きな影響を与えていければ。この機会が日本のコンテンツ企業と繋がる場となり、アジアのオリジナルコンテンツが世界が輝くことを祈っている」と話しました。

台湾パビリオンの今年のテーマは「台湾の素晴らしさを届ける」
パビリオン参加募集に際して、集まった多数の応募の中から選定されたという10の台湾発キャラクター。
パビリオンではそれぞれのキャラクターが「祝福を届けるメッセンジャー」となり台湾の素晴らしさを日本や各国に伝えるべく、メッセンジャーを想起させる切手やアイコンを用いたデザインで紹介されていました。
